令和4年度
株式会社シグマ
所在地(市町村)/宮古島市
業種/建築関連業
事業内容/建設コンサルティング、共創コンサルティング
従業員数/18名
社員との情報共有が問題解決の糸口に
本事業に参加されたきっかけを教えてください。
日頃からSNSで情報発信をするようにしています。そんな私の想いに共感して興味を持ってくれた方を採用したのですが、入社してみたら期待していた仕事と実際の業務にギャップがあり、思っていたのと違う、と退職してしまったことがありました。実際の業務は地道でコツコツとした作業が多いですが、その部分を見せることにメリットを感じていなかったので、仕事の中でも華やかな部分しか見せていなかったのだと思います。入社後にミスマッチがあるとお互いに大変な思いをするので、仕事内容や必要な能力を細かく説明しながら採用活動しないといけないと気づいたため、どんな人がこの会社に合うのか改めて考えてみたものの答えが出ませんでした。そんなときにこの事業を知り、どんな組織をつくりたいか、どういった視点で人を揃えたら良いのか、考え方を知っておきたいと思い応募しました。
専門家とお話して、どんな取り組みを行いましたか?
人材不足で忙しい時にはどんな人でも来てほしいと幅広く受け入れようとしがちですが、誰でも良いのかと改めて立ち止まって考えてみるとそうではないですよね。きちんとターゲットを絞っておかないと離職率も上がってしまいます。小宮さんのお話を聞いて、具体的に求める人材像を明確にすることの大切さを感じました。まずは数名の社員が小宮さんと話しながら、どんな人が入ってきたら良いか、職種やポジションによってどんな能力が必要かなどを分析してくれました。どういう言葉で呼びかけるのが良いのかはまだ悩んでいる部分もありますが、indeedにも詳しく掲載していこうと思っています。
小宮さんとお話していく中で、私が人員補強しようとしていたポジションだけではなく、社長の私自身をサポートする人材がいた方が良いのではとアドバイスいただきました。確かに自分のことは後回しになっていたので、とても貴重なアドバイスでした。
取り組みを通してどんな成果が得られましたか?
小宮さんとお話した社員の一人は、学生向けの採用活動のために、学生に響きそうなキャッチコピーやポスターを自主的に提案してくれました。私が指示したわけではないのに自分ごととして考え、行動してくれてとても嬉しかったです。採用に関してはこれまで一人で抱え込んでいましたが、経営会議の議題に出して議論するようになり、考えを共有することで良い方向へと向かっていると感じています。
一人で抱えなくて良いと気づけたことで、雑談で採用の話もするようになり、2000ピースのパズルも楽しめるくらい、地道な作業をコツコツと前向きにできる人はいないかなと話していたところ、まさにそんな人を紹介してもらうことができて、1名の入社が決まりました。「こんな人に来てほしい!」とアンテナを立たせない限りは、そういう人は来てくれないと思うので、この事業に参加して、求める人材像をきちんと言語化できたからこそ繋がったご縁だと思っています。
取り組みの成果