令和4年度

ミセス・リビング株式会社

所在地(市町村)/読谷村
業種/不動産業
事業内容/沖縄県内の土地・建物の売買、アパート・賃貸の管理・仲介
従業員数/5名

ホームページ:https://mrs-living.ne.jp/

求人ポイントの掘り起こしと、アンガーマネジメント

採用についてどのような課題をお持ちでしたか?

求人については、直近で2名の宅建士が退職したため、補填として1名採用したいと思っていました。行っていた施策はハローワーク1本。2年前から求人を出していましたが、まったく応募がありませんでした。また、弊社はミセス・リビングという会社名ゆえに女性の応募が多いのですが、力仕事を担当できる社員が欲しいのが本音です。ミスマッチを解消するには、求人原稿の書き方を変える必要があると感じていました。求人だけではなく、退職が以前から続いているのも課題です。理由が分からないため、理由と、人が定着するためにはどんな施策を行えばいいのかを知りたいと思っていました。そんな中この事業を知ったんです。専門家の小宮さんを以前から知っており、レンアイ型採用という手法に興味があったので、「ぜひ力をお借りしたい」と事業に参画させていただくことにしました。

課題に対してどのような取り組みを行いましたか?

開始当初は、1名採用に向けて「どういう人が欲しいか」を固めることと、欲しい人がくるための施策を小宮さんにアドバイスいただいたのですが、やりとりの途中で目標としていた1名採用が決まってしまって。思いがけず望む結果が早々に出たため、採用は一旦これで終了し、人が定着するための施策にシフトする提案をいただきました。そこで人材育成専門家の福島さんに来ていただき、「アンガーマネジメント」の研修を実施いただくことになったんです。福島さんは第一印象からとても感じが良く、頼ってみようと思わせる方。心強い気持ちで研修に参加しました。研修後、社員とコミュニケーションのきっかけを作るため、月に一度面談の場を設けるようになったのも変化です。まだ2回しか行っていないので、今時点で面談の結果というものは感じられてはいませんが、こういうのはすぐに結果が出るものではないと思うので、地道にやっていきたいと思います。

採用については思いがけず結果が出たとのことでしたが、気持ちの面でこの事業を通して得たものはありますか?

これまでずっと求人を出し続けていたのにまったく応募がありませんでした。根拠のない話になってしまいますが、小宮さんとやりとりをしている最中に波長が合う方を採用することができたのは何か引き寄せの力のようなものが働いたのではと思っています。文章には起こせていないものの、ターゲットを明確にし、求人について真剣に考える機会を設けたことで、面接時の私の態度や雰囲気が自然と変わったのかもしれません。
また、アンガーマネジメント研修と個別面談を通して、今いる社員の必要性を感じられたことと、社員とコミュニケーションをとる習慣ができたこともよかったと思います。
今回は、得た学びを求人広告などに活かせてはいませんが、次回採用活動が必要となった際に使えるヒントはたくさん得ることができました。もしまた採用が必要となったら、小宮さんとのディスカッションによって得た材料を使い、求人広告作りに活かしたいと思います。

取り組みの成果

採用に必要な材料の収集と、社員との対話