令和4年度
東横INN那覇旭橋駅前
所在地(市町村)/那覇市
業種/宿泊業
事業内容/宿泊業(エコノミーホテル運営)
従業員数/43名
ホームページ:https://www.toyoko-inn.com/
3名採用!かかった費用はこれまでの6分の1
本事業に参画する際、どのような課題をお持ちでしたか?
コロナ禍での一時休業などにより、ここ数年でスタッフの退職が相次ぎました。昨年から徐々にお客様が戻ってきましたが、減ってしまった人員分の求人がうまくいきません。また会社の制度の見直しを行ったため、スタッフの休みを取りやすくするべく、規定の人数+2名ほど採用したいと思っています。そのため取り急ぎ正社員を3名採用する必要があり、1年前からお金をかけて求人活動を行っていましたが、成果が出ず。応募が少ない上に、日本語が話せない外国人の方からの応募が相次ぎ、ミスマッチにも悩んでいました。さらに全国版の求人媒体を活用した際は、県外在住の方から「移住したら働けますか?」と問い合わせが増えたものの、結局面接にも繋がらないという時間のロスも増えたんです。
弊社が求める人材の応募を増やし、ミスマッチを減らす。なおかつ地元で採用したい。そのために何ができるのかを相談したく、本事業に参画しました。
求める応募を増やし、ミスマッチを減らすために専門家とはどのようなやりとりを行いましたか?
弊社の働き方は変形労働制です。休憩を4時間半挟みながらの25時間勤務で、出勤は月に7~8回、つまり週に2回の出勤なので趣味が多い人や休みがたくさん欲しい人に向いています。ただこの勤務形態を求人広告でパッと伝えるのがすごく難しい。なんとかキャッチーないい書き方はないかと模索していました。そのことを採用コンサルタントの小宮さんに相談し、参考にしたいホテルの求人広告文をお見せしたところ、なんとその文章は小宮さんが手掛けたものだったんです。早速、弊社らしい文章を作るためにアドバイスをいただくことになりました。
また、地元で採用したい思いがあったので、思い切って県内の求人誌に掲載するのはどうか訊ねてみたんです。小宮さんからはどちらかというとアルバイトを探している人が多く見る媒体だと思いますが、この働き方ならアルバイト希望の方にも正社員を検討してもらえるんじゃないかと。提案に対し「面白いですね」と背中を押してくれて、求人誌に掲載するための見せ方を一緒に考えてもらいました。
求人誌に掲載し、正社員を獲得するという施策はやってみてどうでしたか?
小宮さんと打ち合わせを重ね「月8回なのに正社員?!」という、疑問形からはじまるキャッチコピーが生まれました。さらに1週間のスケジュール例を視覚的に表現することで、パッと見てどんな働き方ができるのかイメージしやすい見せ方にしたんです。それを求人誌に掲載したところ、なんと1か月もしないうちに2件応募があり、しかも弊社が求める人物像。無事2名とも採用となりました。その後、少し間をあけてもう一度掲載したところ、1名の応募があり、これから面接予定です。以前掲載した時は1件もなかったので、同じ媒体でも見せ方で結果が全く違うのだと改めて知りました。
事業に参画する前はお金をかけても全然ダメだったのが、今回は一誌の掲載費のみ。これまでの6分の1の金額で理想の採用が叶いました。お金をかけたり載せればくるわけじゃなく、会社の特徴にあった表現をきちんと考えることで自社に合った人が来るのだと改めて実感する機会にもなりました。
取り組みの成果