令和4年度
沖縄エナジー
所在地／北谷町
業 種／接骨、はり灸、カイロプラクティック
事業内容／カイロプラクティック（骨格調整）、鍼灸治療、筋膜療法
従業員数／5名
「伝わるサイト作り」の発想で定着を目指す
採用力向上モデル事業に参加しようと思ったきっかけを教えてください。
当院は来年、治療院の分院が決まっています。分院にあたり4～5名の社員を採用したい現状があるのですが、採用については数年前から入ったり出たりの繰り返しで社員が定着しないことが課題でした。とりあえず出していた求人広告にも反応がなく、求人の難しさを感じていたところ、代表の友人が採用コンサルタントの小宮さんのセミナーに参加したらしく「良かったから聞いてみたら？」と紹介してくれたんです。すぐに話を聞きに行ったところ、採用力向上モデル事業について教えていただきました。コンサルティングを依頼するのは初めてだったので不安もありましたが、小宮さんの話がおもしろく、またこれまで採用といえば求人広告や専門学校でチラシを置いてもらうなど定番のやり方しか知らなかった私たちには、小宮さんの「レンアイ型採用」は新鮮でした。メンバーで話し合った結果「僕たちが知らなかった新しい採用をぜひ知りたい」となり、お願いすることにしたんです。
定着が難しいという課題に対し、専門家の取り組みはどのようなものだったのでしょうか。
当院は整骨院のため、知識と技術が必要不可欠です。そのため入社後はある程度修業期間を設けており、患者さんにひとりで施術できるようになるまで早くて1年、長いと数年かかります。また当院に来る患者さんの半数が外国人の方。必然的に英語力を磨く必要もあり、英語の研修は月に一度のペースで行っています。そんな特殊な環境があるため、長く働いてくれる方を採用することが必須です。そういった現状を小宮さんにお伝えしたところ「どのような人材を採用するべきか」を一緒に考えてくれることになり、まずは小宮さんがスタッフ5をヒアリングすることになりました。スタッフの声を拾い上げ、代表と打ち合わせた結果「経験よりも人柄を重視。今いるスタッフと相性のいい人材を採用したい」ということでまとまり、そこを目がけた施策を打つことに。また、特殊な環境下でも馴染んでもらえる層としてターゲットを「学生さん」「異業種からの未経験」「現在整骨院で働いている人」の3つに絞り込みました。
ターゲットを設定した後は、どのような方法で求人活動を行う予定ですか？
採用したい人物像が明確になったので、常時PRができるようリクルートサイトを制作することにしました。リクルートサイトは小宮さんに外注先を紹介していただき、現在作成中です。またサイト用の文章については、別途小宮さんと法人契約を結び、執筆代行いただくことに。この事業を活用して無料で文章の添削をしてもらうこともできたのですが、代表の意向として「プロにお願いした方が間違いない」ということで、別途契約させていただきました。
今回、リクルートサイトを作るという発想に繋がったことは大きな収穫です。会社に合う人に刺さる求人広告や掲載する媒体選びが難しい上に、面接で相性を推し量る質問を考えるのも同じく難しいと感じていました。ですが弊社が伝えたいことが搭載されたリクルートサイトがあれば、事前に英語が必要なことなども伝えることができますし、あれこれ質問を用意せずとも「リクルートサイトのどの部分に惹かれたのか」を質問すればいいだけ。面接の難易度がぐっと下がった気がしています。
取り組みの成果