柔軟な勤務時間帯を発信し、5名採用!
採用の課題と、事業に応募したきっかけを教えてください。

宮古厚生園は特別養護老人ホーム、短期入所、デイサービス、訪問介護、居宅介護、養護老人ホームと6事業を運営している法人です。ここ数年介護福祉士や看護師が不足し、直近では看護師の採用で苦労し法定基準を満たせなくなるのではないかという不安が生じました。採用に向け、企業説明会に参加したりハローワークや地元の媒体に募集を出したりと必死に動きましたが、なかなか効果は出ません。
そんな時にハローワークから本事業を紹介され、セミナーに参加。とにかく「レンアイ型」の考え方は非常に腑に落ちる内容で、採用活動の新しい視点として大変参考になりました。これまで私たちは相手に求める条件だけを伝えており、そのために求職者から見ると焦っているようにしか見えなかったのだと思い知らされ、求職者から見て欲しい情報、求職者が食いつくような文言を書くことが大切だと気づきました。そこで本事業に参加し、企業説明会の資料やパンフレットも作り変えようと決意しました。
事業では、どのようなことを行いましたか?

小宮さんにヒアリングをしていただいたことで、当園の強みがはっきり見えました。当園は、初任給の額は他の施設に見劣りしますが、給与テーブルが整備され、定期昇給があるので勤務年数を重ねるほど給与がきっちりと上がっていきます。そこをちゃんと伝えれば、長く働きたいと考えている人に響くことが分かりました。
また介護業界では人材を外国人で補う動きもありますが、小宮さんから採用活動でやれることはまだまだあると聞いたことが後押しになり、柔軟に動いてみようと考えるようになりました。
そこでフルタイムにこだわらず「6時間勤務OK」「時間帯は柔軟に対応」という内容の発信をしたら応募が次々と寄せられるようになりました。当園は離島も含めた全県を網羅する法人に属しており、組織の規定を変えることは簡単ではありません。それでも求人は急務だと考え、短時間シフトの追加を本部に提案し、承認を得て進めることができました。
どのような成果がありましたか?

新年度の正規採用1名を合わせて、看護師5名を採用することができました。子育てなどの都合に合わせ、希望する時間帯で働けることが魅力だったようです。野球で言えば、これまでは「先発完投型」だけを想定していたのが「継投」で乗り切るパターンを増やしたことが、結果につながったのかなと感じています。
柔軟に動けばいいとマインドが変化したことで、行動も前向きになりました。本部へ提案したこともその一つですし、当園に関心のある方のお試し勤務や学生のインターン受け入れなど、中長期的な人材確保につながる取り組みも始めています。
採用活動はまだまだ模索中で「もててはいないが、変わり始めている」くらいの感覚です。今後は企業説明会の資料をAIを活用して掛け合い風に作成し、当園の魅力を面白く伝えるなど、工夫してみたいです。UIターン人材に働きかけるため、東京での説明会への参加も挑戦したいと考えています。
取り組みの成果
