令和4年度
特別養護老人ホーム森城
所在地(市町村)/沖縄市
業種/医療福祉(介護サービス業)
事業内容/老人ホームの運営
従業員数/40名
先を見据えた着実な取り組みを実行
採用に関してどのような課題がありましたか?
介護業界は慢性的な人手不足の状況があり、考えられる色々な手段で求人を出していましたが、あまり反応が良くない状況でした。新しい取り組みとしてInstagramの運用も始めてみましたが動きが悪く、どのように手を打っていけば良いか悩んでいたところ、小宮さんを紹介していただき、この事業に応募することとなりました。
弊社は創立から約40年という節目の年にあり、スタッフ間のコミュニケーションを増やす仕組みづくりや、弊社で経営しているいくつかの老人ホームや保育園などで施設間の見学会を行い相互理解を深めるなど、より良い職場にしていくため約2年前からブランディングを行っています。。一度基本に立ち返り、時代の変化に合わせて経営理念や人事評価制度の再構築も行っているところなので、そういった取り組みに関しても専門家の先生からアドバイスをいただけたら良いなと思いました。
現在行っている取り組みについて詳しく教えてください。
私たちの老人ホームは表彰されるような良いところがたくさんあるのに、情報発信が苦手で外部に向けてアピールができていませんでした。小宮さんのお話を聞いて、情報発信の重要性を改めて感じたので、社内でしか知られていないアピールポイントを外部に発信して、求人にも結びつけていきたいと考えています。Instagramを活用して施設内の様子などを発信しているので、求人欄にQRコードを掲載してInstagramへ誘導するなどの工夫を行っていくつもりです。求人欄の文章についても、小宮さんのレンアイ型採用を参考に、私たちの想いが伝わるような文章を考えています。
人事評価制度については福島さんからアドバイスをもらいながら、役職ごとの役割や仕事内容の洗い出し、評価方法の定義などを行い、たたき台が完成してきました。急に変更するとトラブルになるので、時間をかけて慣らしていく予定です。
取り組みの結果、何か変化はありましたか?
数名のスタッフは小宮さんにヒアリングを受けましたが、どうしてここで働くことになったのかお話しているうちに、改めて過去を振り返り、働き始めたときのことを思い出して初心に返ることができました。自分自身を客観的に見つめなおすことで、悩みや考えを整理することができ、仕事に対するモチベーションが上がったようです。私自身も仕事が忙しく、限界を感じていた部分があったのですが、全ての仕事を自分一人で抱え込まなくて良いと気づくことができました。素直に弱みを見せることで協力してくれるスタッフが増えていきます。自分の手が回らないところを自主的にサポートしてくれることが増え、とても助かると同時に心が軽くなりました。
短期的に考えるとまだ採用には結びついていない部分もありますが、長期的に考えると、いま行っている職場環境の改善のための取り組みを続けていけば、必ず採用に繋がると信じています。
取り組みの成果