令和7年度

カサイエレック株式会社 沖縄事業所

所在地(市町村)/糸満市
業種/ロボット製造業
事業内容/ロボットシステムの製造・販売
従業員数/3名

ホームページ:http://www.kasai-elec.co.jp/index.html

「県外から来て人事をする人は、頼った方がいい事業」

どんな採用課題があり、本事業に応募しましたか?

弊社は某求人メディアにて1年間掲載の契約をしていましたが、一定数応募はあったものの採用には至りませんでした。応募者の中には、弊社が前提としている知識や経験に届いていない方も多く、結果として採用につながらなかったのです。振り返ると、求める人物像に対するアプローチが適切ではなかったと感じていますが、当時は、本社のある愛知県では採用が順調だった経験もあり、なぜ沖縄では同じように進まないのか理由が分かりませんでした。地域特性によるものなのか、それとも求人媒体の選び方に課題があるのか。そのどちらかだと考えていたのです。
そこでまずは、「採用」の考え方そのものを改めて学び直す必要があると感じました。ちょうど利用していた求人メディアの契約更新時期とも重なったため、更新を見送り、採用の基礎から見直すことを決めました。そのタイミングで知ったのが本事業です。

事業ではどんなことを行いましたか?印象に残ったこともあれば教えてください。

事業では、職員3名へのヒアリング、その内容をまとめたレポートの作成、求人広告文の提案および添削を行っていただきました。印象的だったのは、広告文の提案です。提示された例文は、読みやすさと専門性のバランスが取れており、仕事内容や求める人物像が自然に伝わる構成になっていました。一言で言うなら「迎合する文章ではなく、知ってもらうための文章」。会社の実情を正しく伝えられている内容で、文章作成と添削を終えて完成した原稿を見た時は「これを読んで応募してくれるなら、一次面接はすでに終わっている状態だな」と思えるほど、納得感のあるものに仕上がっていました。この文章を掲載することで、仮に応募数が多くなくても、内容をしっかり理解して応募してくれる方と出会いたいと感じられるようになったのは大きな変化です。

事業を通して、どんな結果が得られましたか?

最も大きな変化は、採用がうまくいかなかった理由を整理できたこと、そして自社の魅力を十分に伝えられていなかったことに気づけた点です。愛知では順調だった採用が、なぜ沖縄では同じように進まなかったのか。その問いにも答えが見えてきました。愛知は製造業が盛んな地域であり、製造業に対する理解や経験を持つ人材の層が厚いという背景があったのです。県外から沖縄に来て人事に携わる場合は、地域ごとの人材環境の違いを理解することが重要だと感じました。その視点を得る意味でも、本事業は有効だと思います。
さらに、「どのような人材を採用したいか」を突き詰めることは「会社をどのように成長させたいか」を見つめ直すことにもつながると実感しました。採用は経営の土台を支える重要な取り組みであると気づけたことも、本事業を活用した大きな成果だと感じています。

取り組みの成果

「採用はすべての経営の根幹にある」と気づいた