令和5年度
株式会社琉球保安警備隊
所在地(市町村)/沖縄市
業種/サービス業
事業内容/巡回警備、施設警備、交通誘導警備、イベント警備
従業員数/280名
ホームページ:https://www.keibitai.com/
経営課題として採用に向き合う機会に!
本事業を活用したきっかけを教えてください。
弊社は慢性的な人材不足に陥っており、仕事の依頼はあっても人が足りないばかりに仕事を断らざるを得ない状況が続いていました。有料無料問わず求人媒体に広告掲載を行っていましたが思うような効果はなく、採用できても定年後のパート勤務や数時間のみ働くスポット採用などがほとんどでした。社員の平均年齢を下げたい気持ちもあったため、新卒採用も検討しましたが、警備という職種柄、新卒の方を採用できるイメージが持てません。採用における戦略をどのように立てればいいか悩んでいた際に、お世話になっている銀行から本事業を紹介いただき、早速セミナーを受けに行きました。本事業では「人と人のマッチング」を重視したレンアイ型採用が推進されており、その本質的な考え方に共感しました。改めて将来を見据えた採用計画を練りたい、会社として採用にきちんと向き合いたいという思いのもと、本事業を活用することにしたんです。
事業ではどのようなことを行いましたか?
事業ではまず、採用コンサルタントの小宮さんが社員5名にヒアリングを行ってくれました。それぞれ仕事内容が異なる部署の代表者をヒアリングしていただくことで、改めて部署によって仕事の進め方や考え方、求める人物像が異なることを実感しました。基本的に面接は部署の代表者のみが行い、不採用の場合はそれで終わりなのですが、もしかしたら不採用になった方も別の部署では需要があったかもしれないと感じたんです。その気づきから、部署間での連携や情報共有をもっと行ったほうがいいかもしれない、とヒントを得ることができました。現在はヒアリングを元に小宮さんがレポートを作成してくれているところなので、レポートが完成したら現行の求人広告文の見直しを行い、文章を作り変えていきたいと思っています。
事業での成果を教えてください。
ヒアリングを通して分かったことや弊社の強み、訴求ポイントなどを分析したレポートをこれからいただく予定になっているので、いただき次第レポートを参考にしながら求人広告文の見直しを行いたいと思います。今回、「採用力向上」を目的として一定期間を要する取り組みを行ってくださったことで、改めて採用に向き合う良い機会となりました。これまで自分たちなりに工夫してやってきたと思っていましたが、外に向けてアピールする言葉の不足や人事体制の不足に気づく機会にもなり、感謝しています。求人広告の書き換えはこれからなので、目に見える成果には繋がっていませんが、企業として採用を行っていくうえでのマインドセットができました。これからいただく予定のレポート提出を皮切りとして、今後は採用=経営課題として重く捉え、場当たり的な活動ではなくチームを作って採用を継続的に取り組んでいきたいと思っています。
取り組みの成果