目標の4名採用を超え、14名採用！
採用における課題と、本事業を活用するきっかけを教えてください。
当ホテルは新型コロナウイルスの影響により長く休業しており、部分的に再開しながら、昨年9月にやっと全面再開を果たしました。お客さんも徐々に増え始めた頃、社員の育休取得が決まっており、人員を補填すべく採用活動を行うことにしたんです。
早速2媒体に求人広告を半年間掲載してみましたが、期待した結果が得られません。どうしたら結果が出るんだろうと悩んでいる時に、本事業を紹介いただいたんです。
早速本事業のセミナーに足を運んだところ、採用コンサルタントの小宮さんが登壇されており「求職者に手紙を書くように求人広告を書きましょう」という言葉が印象的でした。これまでは条件さえ合えばいいと考えていましたが、採用は気持ちで取り組むべき仕事なんだと気づいたんです。多数に条件を提示するのではなく、ひとりに刺さる文章の書き方を小宮さんから学びたいと思い、事業を活用することにしました。
事業ではどのような取り組みがありましたか？
最初に行ったのは社員6名のヒアリングです。採用したい職種の社員それぞれに話を聞いてもらいました。すべてのヒアリングに同席しましたが、小宮さんはとにかく聞き上手。私からは聞きづらい前職の話や過去の経歴を上手に引き出してくれました。社員の経歴を聞くことで、彼らの経験の幅や前職との違いに多くの驚きがありました。当たり前ですが、社員はみんなそれぞれの人生を歩んでおり、彼らが選んでくれたおかげで、私たちのホテルは成り立っていることを実感できたんです。中には、一度異業種に転職した後で「やっぱりホテルで働きたい」と帰ってきた社員もおり、それによって「もう一度ホテルで働きたい人が戻ってくる場所」というターゲット設定ができました。またハローワーク主催で、小宮さんがプロデュースした合同企業説明会にも招待いただき、弊社をPRし、求職者を理解する貴重な機会になりました。
合同説明会では、何か収穫はありましたか？また、書き換えた求人広告の反応はありましたか？
合同説明会で話を聞いてくれた方が後日面接に来てくれて、無事採用することができました。また、広告文の変更や小宮さんから教わったハローワークのオファー機能の活用により、正規雇用2名、非正規雇用12名と、計14名の採用が実現したんです。中には1名、未経験から応募してくれた方もおり、小宮さんからいただいた「敷居を低く見せた方がいい」とアドバイスを実践したことが功を奏したのだと感じました。当初の目的より多めに採用できて驚きましたし、他社にない自社の独自性を引き出してもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。小宮さんはラフで柔らかい印象なのに、オンとオフが明確で、人に合わせてリードしたり話を聞くのがとても上手い方。そんな方に会社の話を聞いてもらい、求職者の意見を組み合わせた文章を一緒に考えていただいたことは、とても貴重でした。
取り組みの成果